初めての沖縄仏壇。

父の百か日も過ぎたので少しずつ日常を取り戻して前に進まなければならない。
でもまだまだ片付ける物が多すぎて大変だけどそれでも整理して区切りをつけていくしかない。
父は長男ではなく、幸いに家族に不幸もなかったのでうちには仏壇はなかった。
昨年のクリスマスの日に父は倒れて一晩で逝った。
その時、母は1ヶ月ほど前から入院中でかなり悪い状態だった。
まさか父が先に逝くとは誰も思ってはいなかった。
病院に運ばれて、両親とも長期入院になることは確実で、どうしたら良いか分からなかった。
父はそれを知ってか、家族に迷惑がかからないようにと思ったのか一晩で逝った。

初めての身内の葬儀。すべてが初めてで、しかも四十九日までに仏壇も作らないといけなかった。
やらなければいけないことが一気に押し寄せてきた。

沖縄の場合、居間に仏壇があるのが普通なので場所はすぐに決まった。
親戚の話を聞いて、換気扇もつけた方がいいということになり、その方向で仏壇を捜す事になった。
時間もないのではめ込み式の既製品を購入することにした。
仏壇店で我が家の寸法にあった仏壇を捜した。
そこで目に付いた仏壇が気になった。
他店も見て回ったがサイズや値段、材質で最初に見た仏壇がいいということになった。
HPにもリフォーム等お気軽にご相談ください。とあったので聞いてみた。
「換気扇をつけたいのですが。」
「換気扇はオプションで25000円かかります。」
「ダクトや換気口の工事も必要になると思いますが工事費はどのくらいかかりますか。」
「あんた知り合いに工事屋さんいない?電気線もひっぱってこないといけないよ。」
「こちらでは工事はしないのですか?」
「私の友達の工事屋に頼んでもいいけど、自分でできたら自分でやったほうがいいよ。」
そんなやりとりがあって結局、その仏壇店は仏壇を納品してはめ込むだけをやる。ということになった。
県内でもCMをバンバンやってる有名店だったのでたまたまこの店舗だけがスタッフがいなかったのかわかりませんが、自分が暇だった事と他店を回ってる時間がなかった事で話しは決まった。

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仏壇は中央のタンスを壊してそこにはめ込む。






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まずは天井裏から電源をひっぱってくる。
奥の部屋の使用してないコンセントに行ってるケーブルを分岐する為ジョイントボックスを取り付け、コンセントとスイッチ用のケーブルを配線する。




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裏の棚の内側にコンセントを設置、もう1本のケーブルは裏の廊下の壁にメインスイッチを設置。







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このスイッチでコンセントに流れる電流のオンオフができる。




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タンスを壊し、換気扇ダクト用の穴を開ける。




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さらにその上の天井にダクト用の穴を開ける。





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ダクトをはわす。
穴の隙間は穴埋めようパテで埋める。





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壁に穴を開け、塩ビ管を固定。
それにダクトを突っ込み
アルミテープでダクトを固定。




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壁の外側にカバーをつける。






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タンス、引き出しを壊して撤去。






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仏壇の納品、はめ込み。
既製品なのでどうしても設置場所の大きさとのギャップがあり、その柱間の隙間をあらかじめ店の職人おじさんが寸法を測り木材を加工して最初にそれを取り付け、仏壇をはめ込み取り付け完了。






・・・のはずだったが実はうまくいかなかった。
タンスを撤去した後の床が奥側に傾斜していて仏壇をはめ込んだら上の部分が奥に傾いていたのだ。
するとこのおじさんは仏壇を出してひっくり返し、奥側の底に薄い板を釘で打ち付けた。
私は大丈夫か~と思いながら見ていた。下がってる部分を高くする。そりゃそうだけど・・・
再度はめ込みにトライ。
入らない。
だって入り口は隙間がもうぎりぎりの状態だから仏壇の高さが変わったら入らないのだ。
一緒に来た若い社員と何度も入れたり出したり1時間、2時間と過ぎていった。
私は職人としてのプライドを傷つけないように、仏壇に板を打ち付けるのではなく、床の奥のほうにベニヤ板を敷いたらいいんじゃないですか。
言ってる意味がわからないらしい。
最後にこのおじさんが出した答えは裏の壁をぶちこわしてそこから高さ調整の板を差し込んで仏壇の傾きを調整する。というものだった。
壁はベニヤ板が二重になってるから出来ないと言うと、じゃあ内側は私が切っておくから後は自分で裏から廊下の壁を解体してそこから手をいれて調整しなさい。と内側のベニヤ板を切り出した。
廊下の壁をぶちこわしたら直すのにいくらかかると思ってるんだ。もう呆れて話にならなかった。
傾いたままの仏壇をそのままで取り付け完了にされた。
二人が帰った後、兄と二人で傾いた仏壇を引き出し、床の奥にベニヤ板を敷いて、仏壇をはめ込み、まだ傾いていたのでまたベニヤを追加してはめ込み直し、2回のやり直し、30分ほどでぴったりとはめ込み完了した。

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天井から仏壇の換気扇にダクトをつないで穴の隙間を穴埋めパテでふさいで取り付け完了。






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この換気扇、Amazonでは3400円です。
後から自分で取り付けるとなると仏壇を引き出して配線や穴開けをしないといけなく、納品時に取り付けられた状態にするためには仕方ない出費ですね。それにしても25000円は高いですよね。



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初めての事だし、時間も四十九日までと精神的にも余裕がない状態で事が進み、
結局、配管工事、電気工事、タンス解体撤去、仏壇はめ込みをすべて自分でやったことになりました。





急いでなかったらもっとじっくり仏壇選び(仏壇店選び)が出来たのだと思います。でも仏壇を買い換えるのならまだしも大抵の人は初めての仏壇購入だと思います。工事の見積もりを見て適正でなければ自分で工事するか他店にするか決めようと思っていたので結果的に自分で工事することになった事に納得はしているのですが余裕があれば他店の見積もりも見たかったなと思います。

父は母の悪いところを天に持って行ってくれたのか、母はその後回復し、介護が必要ではありますが退院できました。

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